出会いの年-新年の願い
韓国で暮らす元北朝鮮工作員の金賢姫は、産経新聞に「新年の私の願い」とする手紙を寄せた。
年の瀬のソウルにはたくさんの雪が降りました。ビルの林や古宮の石垣、街路樹などは新しい年を迎えようと、白くおめかししています。
私にとって昨年2009年はほんとうに多事多難で、忘れられない年になりました。白い雪におおわれたその場所に、2010年、新しい年の願いを描いてみようと思います。
私にとって昨年は”出会いの年”であり、また”人生反転の年”でもありました。
私は3月、日韓両国政府のお世話により、(北朝鮮での)私の日本語の先生だった田口八重子さんの息子さんおよびお兄さんと釜山で会うことができました。田口先生がいつも夢に見て、あれほど会いたがって涙を流していた息子さんに、私が身代わりとなって会ったのです。あの時の感激は今もこみ上げてまいります。

